「蓬莱19-3号」油田、再び原油流出事故発生

【大紀元日本6月6日】米石油大手のコノコフィリップ中国海洋石油が共同で採掘している、中国最大の海上油田である渤海湾「蓬莱19-3号」油田で4日、再び原油の流出事故が発生した。

中国海洋石油の発表によると、3日夜の操業中に安全装置が故障により作動しなくなり、約600キロの原油が流出したという。

国内の報道によれば、翌日午後3時頃、現場海域では油の膜が消えた。

去年6月初めと7月にも、同油田で大規模な原油流出事故が発生した。

当時、国家海洋局の中間報告によると、同事故で渤海湾の面積の7%に相当する、5500平方キロの海域が汚染された。一方、原油の流出は4カ月後の10月初旬の時点でまだ続いていた。その後の状況は不明だ。

専門家は「渤海湾の環境汚染に歯止めがかからない」と警鐘を鳴らした。

渤海は山東半島と遼東半島に囲まれた海で、海水の交換性が低い。度重なる原油流出事故は海洋の生態や海岸の養殖業に深刻な影響をもたらすと専門家は懸念している。

(翻訳編集・叶子)
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