胡錦涛主席が香港を訪問 3重構造で警備体制

【大紀元日本6月27日】7月1日に行われる香港返還15周年の記念式典に出席のため、29日に香港入りを予定している胡錦涛主席に対し、香港の民主派団体らは「会場を取り囲む」デモを計画していると明かした。北京政府は中南海の要人を警護する中央警備局を香港に派遣するなど、計1万人規模で厳戒態勢を準備している。

民主活動家の李旺陽氏が不審死した事件で、12日に真相究明を求め、香港市民2万5千人による大規模抗議活動があったばかりだ。

7月1日に梁振英次期行政長官の就任式も行われる。「隠れ共産党員」ともいわれる梁氏への反発から、胡主席の来訪に合わせて、今週末のデモ参加者は5万人に達する見込みだと主催者側が発表した。

香港紙「蘋果日報」は24日、安全確保のため、3重構造で警備を敷かれていると報じた。胡主席の宿泊先と会場周辺は中央警備局が担当する。その外側に国家安全部、中国公安部の関係者が配置される。そして、その外に8500人の香港警官が警備に当たっている。

また近年、デモに参加するために本土から駆けつける市民も少なくないことから、香港当局は7月1日に個人および旅行団体へのビザ発給を規制している。

 (翻訳編集・余靜)
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