韓国紙、中国の対北援助の実情を暴露

【大紀元日本6月28日】北朝鮮の最大の支持者である中国がこれまで行ってきた援助の中身がついに、明かされた。韓国紙「東亜日報」は25日、北朝鮮の情報筋の話として、中国政府は年平均10万トン以上の食料、50万トンの石油、2千万ドルのその他の物質を無償援助していると報じた。

同情報筋によると、中国商務部と北朝鮮政府は毎年、無償援助の詳細の内容について話し合い行い、その上で最終決定される。北朝鮮で緊急事態が発生した場合や、中国の高官が訪朝するときにも、さらに計画外の無償援助が行われるという。

同紙のこれまでの報道によると、金正日総書記が死去した後、中国当局は今年2月下旬から、北朝鮮に「史上最大規模」の無償援助を行ったという。4月20日までに、援助の一部として、22万トンの食糧が北朝鮮に輸送された。

中国政府が長期にわたり北朝鮮を支援している理由について、専門家は「国際社会をけん制するため、トラブルメーカーの北朝鮮を外交カードとして利用する」、「共産主義の意識形態を存続させるため、北朝鮮の独裁政権を延命させている」とみている。

(翻訳編集・叶子)
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