胡錦濤国家主席が香港到着、大規模な抗議デモに迎えられる

64天安門事件の真相追及を求めるコメントが書かれた車両(大紀元)

【大紀元日本6月30日】香港返還15周年式典に出席する胡錦濤国家主席は29日正午、香港に到着した。5年ぶりとなる同主席の香港訪問に、民間派グループが20万人規模の抗議デモを予定しており、警察当局は厳重な警備態勢を敷いた。主席は30日に返還祝典、7月1日には香港特別行政区長官の就任セレモニーに出席し、同日、本土に帰る予定。

滞在先のホテルや、式典会場周辺では私服警官を含めて百人以上の警官が配置されている。警察当局の公表によると、6千人以上の警官が警備に当たり、式典会場の付近では2メートル高さの隔離フェンスが設けられた。

多くの団体は、期間中に大規模な抗議デモを開催する予定。当局による反体制派や人権活動家への弾圧を抗議するためだという。香港最大の民間派団体「支聯会」は六四天安門事件の名誉回復や、不審死した民主活動家・李旺陽氏の真相究明を訴えていくという。「香港民間人権陣線」の毎年慣例「7・1デモ」も1日に、ヴィクトリアー・パークからスタートする。参加者は例年を大幅に超える見通しだ。

抗議集会が許可された中環広場は、祝典会場から遠く離れている上、周辺を隔離フェンスに囲まれて、外から中が見えない。香港当局は抗議の声を封じ込めようとしていると批判されている。

                     (翻訳編集・叶子)

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