レアアース工場からの廃水で飲用水が汚染、4千人抗議=中国広東省

【大紀元日本7月4日】広東省汕尾陸豊市大安鎮で2日、汚染された水道水の水質改善を求め、約4千人の抗議デモが発生した。「飲用に問題ない」と発言した鎮長が、激怒した住民に殴られ、負傷したという。

住民によると、1年前から同鎮のダム上流に違法なレアアース採掘工場が稼働し、未処理の廃水を直接ダムに垂れ流していた。そのため、ダム及び周辺の池の魚が死に、周辺の複数の村の水源も汚染された。数十万人の飲用水に影響を与えている。

6月22日、住民らはレアアースの採掘中止を訴え、最初の抗議デモを行った。政府関係者は、3点xun_ネ内の問題解決を約束、その後「ダムの水質は問題ない」との検査結果を提出した。しかし、住民らは別途、分析を依頼した。その結果、重金属などが基準値を超えており、飲用不可だと判定された。当局は再度水質検査を行ったが、十数日が過ぎても結果が出てこず、2度目のデモを行ったという。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。