幹部のニセ学歴が横行か 「学位論文の80%は盗作」

【大紀元日本7月4日】「河北省楊汭副省長の博士論文は盗作だ」―『中国経営報』の晏耀斌記者はこのほど、自身のミニブログでこうつぶやいた。このつぶやきをきっかけに、幹部らの学歴の信憑性を疑問視する声が高まっている。ドイチェ・ヴェレが報じた。

それによると、2007年に博士号を取得した同副省長の学位論文の80%以上は盗作によるものだという。原作は学術誌に正式に発表されたもののほか、大学生らの未発表論文や宿題などインターネットで入手できるものにも及んでいる。3000~8000字の内容をそのままコピー・アンド・ペーストしたものが随所に見受けられる。最も長い部分は12894字で、一文字も修正されていないという。極め付けは、論文の第三章は4人の論文から切り貼りしてそのまま組み合わせたもので、まったく手を加えていない。

この盗作論文は本として出版された後、2009年9月に第24回北方15省哲学社会科学図書優秀奨を受賞した。

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