台湾男性、不当拘束きっかけで再注目 命懸けた真相伝え「挿播」の真実

【大紀元日本7月9日】親族訪問のため中国を訪れていた台湾人男性・鐘鼎邦さんが先月18日、中国当局に不当拘束されたまま、現在も行方不明になっている。拘束の理由について、中国国営の新華社は26日、鐘さんが中国大陸のテレビ放送の電波ジャックに関係したためと伝えた。この中国側の主張がきっかけとなり、2002年に中国吉林省の長春市で起きた、通常のテレビ放送のなかで、不当な迫害を受ける法輪功の無実と真相を伝える内容が挿入された出来事と、それに関係した法輪功学習者を中国共産党が拷問のうえ惨殺した事実に、再び注目が集まることになった。

墓穴を掘った中国共産党

台北のIT関連企業に勤務する鐘鼎邦さんは、6月15日に親族訪問のため中国入りしていた。同月18日、帰国の直前に江西省の空港で中国公安当局によって連行される。その時、当局は「法輪功の調査に協力してもらう」と説明していた。当局は、鐘さんが台湾の法輪功学習者であることを事前に把握していたとみられるが、それだけで拘束される理由にはならない。

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