中国当局、仏建築家に約束 「捜査協力なら訴追しない」=薄氏妻関与の殺人事件

【大紀元日本7月13日】中国重慶市元トップ薄煕来騒動に絡んだ英国人ビジネスマン殺人事件に関して、中国当局は現在カンボジア首都プノンペンで事情聴取を受けているフランス人建築家に、訴追しないことを保証した。

建築家パトリック・ドビレ氏は6月13日、カンボジアで逮捕された。ドビレ氏について、薄氏とその妻で英国人ビジネスマンのニール・ヘイウッド氏殺害容疑で逮捕された谷開来容疑者の両氏の資産と金融取引に関与していたと中国当局はみている。

同国キュー・カナリット情報相は6月27日、ロイター通信の取材に対して「ドビレ氏は1990年代、薄氏が市長を務めていた大連にて妻の金銭管理の役割を担っていた」と話している。

カンボジア政府は当初、ドビレ氏の引き渡しを拒否していたが、今月10日になって「中国の事件に関しての調査協力なら法的例外もある」とし、「中国側が訴追しないことを保証した。(協力するかしないか)ドビレ氏は決めておらず、彼次第だ」と述べた。

朝日新聞は最近、ヘイウッド氏から60億ドルの海外資産移転計画を暴露すると脅されたため、彼を殺害したと谷容疑者の自白を報じた。

(翻訳編集・佐渡道世)
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