人気地方紙で相次ぎ幹部更迭 党大会をめぐる動きが活発化か

【大紀元日本7月20日】社会問題を踏み込んで報道し、市民の人気を得ている広州紙「新快報」と上海紙「東方早報」だが、最近、役員が相次ぎ解任や異動をさせられていたことが分かった。最高指導部が刷新される今秋の党大会を前に、メディア統制が一段と厳しくなるとの見方が強い。また次期指導部人事をめぐって各派が動きを活発化させていることの表れともみられている。

16日、新快報の編集長は同紙を管轄する夕刊紙・羊城晩報の主任に異動となった。そのため、読者に好評の評論記事や調査報道が紙面からこぞって姿を消し、地元ニュースや娯楽記事のみの紙面構成となった。

編集長の異動について、次期指導部のメンバーとされる習近平国家副主席らの文化大革命時代の生活ぶりを描いた記事を転載したことが指導部から問題視された、と複数のメディアは報じた。しかし転載元の新聞社は粛清されていないことから、同記事が原因であるとの可能性が低い。今秋の党大会を前に、最高指導部の人事をめぐって各派が動きを活発化させたことの表れとの見方が出ている。

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