英メディア:北戴河会議で次期指導部人事を決める 薄氏事件も話題に

【大紀元日本8月7日】今秋に予定される第18回党大会(18大)を前に、次期最高指導部の人選と今後の政策を話し合うための非公式会議「北戴河会議」が開かれた。上層部や党の長老、関係者らが3日、河北省の避暑地北戴河市入りした。今回の指導部刷新は10年に1度となる世代交代でもあるため、注目を集めている。同会議は8月中旬に終了する予定だ。英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。

党運営に詳しい情報筋によると、党の政策を決定する最高指導部である政治局常務委員会のメンバーはこれまでの9人体制から7人に減少する可能性が高いという。

既に常務委員になっている習近来氏と李克強氏のほかに、国家副主席・李源潮氏、国務院副総理の王岐山氏、張徳江氏、現政治局常務委員・兪正声氏が次期政治局入りするとみられている。

最後の常務委員は広東省党委書記の汪洋氏、天津市長の張高麗氏、中共中央宣伝部長の王雲山氏から選出されるという。

今回の会議は、18大が順調に開催されるよう、重慶市元トップの薄煕来氏の失脚が政局に与えた影響についても話し合われるもよう。

薄氏の妻・谷開来氏への裁判は9日に行われる予定である。18大の前に薄氏事件の決着をつけたい狙いがあると見られている。

(翻訳編集・余靜)
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