中国の臓器密売を描く韓国映画、一斉上映へ 「氷山の一角だ」
【大紀元日本9月1日】中国での臓器狩りを題材とする韓国映画『共謀者たち(原題)』が8月30日から、韓国各地の映画館で一斉に上映されている。この映画は、中国で誘拐された韓国人女性が生きたまま臓器を摘出(臓器狩り)され、死亡したという実話に基づいており、闇組織と税関、病院、公安当局が組織ぐるみで、生きた人間の臓器を摘出し、密売する犯罪の裏を描いている。
中国の政府機関と闇組織が結託した臓器狩問題を韓国メディアはしばしば取り上げており、今回の映画の題材となる事件も2009年に報じられていた。韓国人の新婚夫婦は中国での観光時に新婦が誘拐された。新婦が発見されたときにはすでに死亡しており、彼女の内臓はすべて消えていたという。
このルポを見た映画監督のキム・ホンソン氏は、衝撃を受け映画化を決意したと次のように語った。「この映画を通して、中国社会の深層に根付いた臓器の摘出・密売の実態を明るみに出したい」
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