水力発電所工区で土石流発生 数百人が生き埋めか=四川省

現地の様子(ネット写真)

【大紀元日本9月3日】四川省涼山イ族自治州冕寧県で8月30日~31日にかけて、局地的な豪雨の影響で水力発電所の建設現場付近に土石流が発生した。国内メディアの中新網は31日朝までに少なくとも10人が死亡、14人が行方不明になっていると報じた。しかし、地方紙・南方都市報の唐波記者は現地情報として、数百人が生き埋めとなり、すでに百人以上が死亡しているという現地からの情報を自身ミニブログに書き込んだ。

唐記者は31日午後6時5分、被災した友人の話としてミニブログに「30日朝、四川省涼山イ族自治州冕寧県の錦屏水力発電所3号建設現場で土石流が発生した。現地には数万人の作業員がおり、数百人が生き埋め、すでに百人以上が死亡している」と書き込み、情報の拡散を呼びかけた。

さらに、9月1日の書き込みで、政府関係者はすでに被災地入りしたが、被災地の具体的な位置と死亡者数について明言を避けているという。また、ブログ発言を削除するようネット警察から求められたことも明かした。

強い雨で道路、トンネル、橋などは破壊され、交通、通信、電力供給などはすべて断たれているため、被災状況が分かっていない。

一方、同水力発電所の地下に2010年に世界最深とされる地下実験室が完成し、核実験を含む先端研究が行われている。今回の災害による同実験室への影響が懸念されている。

(翻訳編集・坂本)

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