習近平副主席に何があったのか あたふたする中国外務省

習近平・副主席(ネット写真)

【大紀元日本9月11日】負傷説、暗殺未遂説、多忙説・・・ここ10日間ほど公の場に姿を見せていない中国の次期最高指導者・習近平副主席の動向に関心が集まっている。中国外務省は海外メディアからの質問に対して曖昧な回答に徹しており、謎が深まるばかりだ。

1日を最後に同副主席に関する動向は伝えられていない。10日に予定されていたデンマークのヘレ・トーニングシュミット首相との会談もまたキャンセルされた。代わりに王岐山副首相が会談に参加した。

外務省は5日、習副主席とトーニングシュミット首相が10日に会談すると発表したが、北京のデンマーク大使館によると、トーニングシュミット首相の中国滞在中に両者が会談する予定はないという。

10日午後に行われた中国外務省の定例記者会見で、同副主席の動向に関して質問が集中した。デンマーク首相との会談がキャンセルされたことについて、洪磊報道官は「先週話したとおり、国務院の指導者が会談に参加する」と回答した。

ある記者が会談に欠席したのは負傷したからではないかと「直球」質問したところ、同報道官は「関連情報には新しい補足はない」と確答を避けている。

別の記者から交通事故に遭ったとのうわさについて質問されても、「報告できる情報がない」とはぐらかしている。

米VOAはそもそも予定のない会談を発表する外務省のやり方に「まったく理解できない」とし、あたふたする外務省の対応に、事態がますます複雑になる一方だと述べた。

(翻訳編集・高遠)
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