上海総合株価指数44カ月ぶり2000ポイント割れ、専門家「1000ポイント割ることも」
【大紀元日本10月1日】9月26日、中国上海株式市場では主要株価指数である上海総合株価指数が一時大台の2000を割り、1999.48ポイントを付けた。2009年2月2点xun_ネ来44カ月ぶりに1000台となった。その後、前日比で25.12ポイント(1.2%)安の2004.17ポイントで取引を終えた。
投資家による中国経済のさらなる減速への懸念が上海総合株価指数の急落の主因とみられる。20日、英金融大手HSBC銀行が発表した9月中国製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済)速報値は47.8と、11カ月連続で景況の改善と悪化の境目である50を下回っている。また、同行によると、9月の生産指数は47.0で、昨年11月以来の低水準となった。また、中国政府が公表した貿易統計や鉱工業生産や電気使用量などの8月主要経済指標が弱いものであるため、市場では中国経済が今後さらに失速するとの懸念が急速に広まった。
また25日、中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作(オペレーション)を通じて、金融市場に週間ペースで過去最高額の2900億元の資金を供給したことで、市場では人民銀行による「10月1日国慶節」前に預金準備率の引き下げへの観測が後退し、さらにこのほど公表された上場企業の業績報告によると上場企業の半分以上、特に国有銀行大手が主とする金融関連企業の第1~3四半期の業績が低下したことが悪材料となって、投資家から売り注文が集中した。
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