聞過則喜 (欠点や間違いを指摘されて喜ぶ)

【大紀元日本10月9日】人から自分の欠点や間違いを指摘されて喜ぶ。なかなか出来ることではありません。でも、これが出来る人は、既に道の中にいます。つまり、人間として一歩一歩、向上しながら己を高めているのです。

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孟子曰く、「子路(しろ、孔子の弟子のひとり)は、自分の欠点を人から指摘されると、常に喜んだ。禹(う、夏王朝の初代の君主)は他人の提言を耳にすると、おじぎをして感謝の思いを表した。大舜(古代中国の王)の突出していた所は、自分の意見に固執せず、常に喜んで他人の意見に耳を傾けたことである。これによって、彼は一人の農夫から天子にまで上り詰めたのだ」 

(翻訳編集・郭丹丹)