太子党メンバー3人にメスか 薄煕来事件、追及拡大

【大紀元日本11月7日】中国共産党高級幹部の子弟グループ「太子党」の主要メンバー3人が薄煕来事件に絡んだとして、党当局の調査を受けている。香港紙アップル・デイリーが伝えた。3人は、劉少奇元国家主席の息子・劉源氏(61歳)、王震元国家副主席の息子・王軍氏(71歳)、薄一波元副首相の息子で薄煕来の弟・薄煕成氏(61歳)だという。

同報道によると、薄煕成氏はすでに行動の自由を剥奪されており、王軍氏と劉源氏には一定の自由があるものの、監視を受けている。この情報は温首相一族の蓄財報道が出された後に流れたもので、党指導部の「薄煕来事件」への追及がいっそう厳しいものになると見られる。

解放軍総後勤部の政治委員で上将である劉源氏はここ2年間、軍の内部で活発的な発言・行動を繰り返し、薄煕来氏への支持姿勢が目立っていた。両氏は親友で、薄煕来らの政変計画にも劉氏は深く関与していたと、香港誌・開放は5月号で報じていた。

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