中国外交部:新パスポートを「深読みすべきではない」 米国が「懸念」表明

【大紀元日本11月29日】中国外交部の洪磊・報道官は28日の定例記者会見で、係争地域を自国領とする地図が印刷された中国の新パスポートについて、「過度な深読みをすべきではない」と述べた。同国が5月から発行しているパスポートに印刷された地図をめぐって、周辺国との間で緊張が高まっている。

洪報道官は会見でさらに、「中国は関係諸国と連絡を取り、人々の行き交いがスムーズにできるようにしたい」と語った。

この地図問題で現在、ベトナムとフィリピンはパスポートにビザのスタンプを押さない措置で対抗し、インドは係争地域を含めたインドの地図を押印している。中国人が新パスポートで関係国に入国する際、入国審査時間が長くなるなどの不便も生じている。

米国務省のヌランド報道官は27日の記者会見でも同問題に「懸念」を示した。「すべての国には自らのパスポートの模様を決める権利はある」と認めつつ、「その設計は政治的な意味合いがあったり、他国を刺激したりするようでは話は別だ」と釘を刺した。

(翻訳編集・張凛音)
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