中国の道路交通事故 毎日160人が死亡 信号無視などが原因

11月26日、中国山東省の高速道路で大型車小型車の多重衝突事故(Getty Images)

【大紀元日本12月3日】週末の2日は中国初の交通安全日。当局の統計によると、中国全土で毎年、21万件の道路交通事故が発生しており、6万人以上が命を落としている。

これは毎日、575件の交通事故が起き、160人以上が死亡する計算になる。また、交通事故でけがする人は毎日630人に上るという。

中国疾病予防センターが発表したこの統計によれば、交通事故が特に多発しているのは農村部の道路。2003年以降、死者10人以上の重大事故の半数強は農村部の道路上で起きている。

もっとも多いとされる事故の原因はスピードオーバーで、次いで、飲酒運転、信号無視、追い越しとなる。また、ドライバーがシートベルトを締めないことも多くの死亡事故につながっているという。

信号無視が原因で死亡した人数は、今年の1~10月だけで798人に上る。ドライバーの信号無視に加え、通行人が赤信号をしり目に車の間を縫って渡る風習も片棒をかついでいる。

中国は近年、自動車保有台数が急速に増え、2011年は前年比2割増の1億400万台に達した。一方、急ピッチで進められた道路建設で、計画性の欠如などでスムーズな通行が妨げられる箇所が存在し、事故を誘発している。

(翻訳編集・張凛音)
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