中国支援の水力発電ダム決壊 作業員3人行方不明=カンボジア

中国資本で建設中のダム、今回決壊事故のダムと同一かは不明(AFP/Getty Images)

【大紀元日本12月4日】1日、カンボジアで水力発電ダムが決壊する事故が発生した。作業員6人が負傷、3人が行方不明。中国の支援で建設されているものだった。

3日の新華ネットによると、1日午後1時15分、カンボジア西部のポーサット州で建設中だった水力発電ダムの排砂口に突然、亀裂が走り、大量の水が溢れ出し、道路や施設が埋没した。裂け目は23メートルにわたったという。

3日18時30分現在で、中国人作業員1人とカンボジア人作業員5人の合計6人の負傷が確認されており、また、カンボジア人作業員3人の行方がわかっていない。

事故の原因について、カンボジア当局は「水圧が高すぎた」と説明している。

この水力発電プロジェクトは、中国の国有企業・大唐集団が投資・建設したもので、2008年5月に着工。年内に竣工する予定だったが、今回の事故で作業は来年に持ち越されることとなった。建設が終われば、12万キロワットの発電が可能となる。

一方、今回の事故に関する情報が一部で錯綜している。3日朝の人民日報(ウェブ版)は作業員10人のいずれもが救出されたと伝えており、AP通信は2日、地元警察の話として、重傷4人、行方不明4人と報じている。新華ネットの報道はこれらの報道の後に出されている。

(翻訳_編集・張凛音)
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