台湾人気タレント、政府系メディアを「番犬」と批判 記事書き換え問題で

台湾人気タレント・伊能静氏は自身のミニブログで政府系メディアを批判(ネット写真)

【大紀元日本1月10日】中国広州の週刊紙、南方週末の記事が当局にすり替えられた問題で、台湾の人気タレント・伊能静(43)は共産党機関紙人民日報傘下の環球時報を批判した。

環球時報は社説で、南方週末の書き換えは、広東省宣伝部はやっていないと主張し、「メディアは中国の『政治特区』になってはならない」「中国でメディアが政府に対抗すれば、必ず敗者になる」などとメディア統制の正当性を強調した。

これについて、伊能静は9日、自身のミニブログで環球時報を共産党の番犬と言わんばかりの書き込みを掲載した。同書き込みに、昨年2月10日付けの環球時報が「メディアは国家利益を守る番犬だ」と題した記事の写真と本物の犬の写真を付け、「我が愛しい番犬よ、あなたの同類を殺してその骨をあなたのご褒美にする。あなたの忠誠は私の誇りだ」と暗に環球時報を批判した。

書き込みは間もなく削除された。

伊能静はその後もミニブログを更新し、涙を流した南方週報紙の写真とともに「この(言論の)自由は勝ち取るべきだ」と書き込んだ。

二度目の書き込みもほどなくして削除されたが、すでに多くのネット利用者に転載された後だった。

伊能静は過激な反日デモを批判するなど、社会問題について積極的に発言してきた。

(翻訳編集・余靜/高遠)
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