中国、生産年齢人口が減少 経済成長に悪影響か

【大紀元日本2月5日】中国国家統計局はこのほど、2012年の中国の生産年齢人口(15歳~59歳)が初めて減少し、前年比345万人減になったと発表した。この発表を受け、中国労働経済研究所所長・蔡昉氏は、人口ボーナス指数の減少が始まり、今後の中国経済成長にとってマイナスの影響を与えるであろうと指摘している。

経済学では、15歳~65歳の生産年齢人口と、年少者や高齢者などの従属人口に対する割合を、人口ボーナス指数と呼んでいる。人口ボーナス指数が高ければ、経済が活発化し、経済成長が促されると考えられている。

これまでの中国経済の成長は、この人口ボーナス指数が高かったことによって築き上げられたと、経済学者らはみている。

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