動物園飼育係の募集「マルクス主義を理解していること」

【大紀元日本2月22日】「私たちはマルクス主義、毛沢東思想を理解し、社会主義に理解ある人を求む」一見堅い職業と思わせる求人広告だが、実はこれは動物園飼育係の募集要項。動物の世話が主な仕事内容のはずだが、この筋違いな求人内容は、中国インターネット上で笑いのネタとして広く出回っている。

動物園の公式ホームページに掲げた飼育係の職務は「動物の餌やり、糞を調べて健康チェック、檻の清掃」など。しかし人材は「専門知識を備えていること」を要求しており、それは「マルクス主義、毛沢東思想、中国社会主義の理解」が含まれる。海外メディアの電話取材に対し、同動物園従業員は「(募集内容について)私たちの基準は一般的なものだ」と答えたという。

インターネット上でこの話が笑いのネタとして広く出回っている。「なるほど、それで? 猿でも洗脳するつもりか? 反乱が怖いのか?」「動物園の動物たちは人間よりもいい暮らしをしている。飲食には困らないし、健康ケアと保険付きだ」ミニブログ・微博のユーザーたちは求人内容をからかった。香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストはこの出来事を、英国作家ジョージ・オーウェルの独裁体制批判の小説『動物農場』を引用して風刺した。

(翻訳編集・佐渡 道世)
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