大紀元香港支社の印刷所に再び不審者侵入騒ぎ  

【大紀元日本2月27日】大紀元香港支社の新聞印刷所に23日、不審者3人が侵入を試みていたことが、防犯カメラの映像で明らかになった。同印刷所への同様な行為は過去5カ月で3回目となる。連続する不審な行為に、印刷所関係者は「組織化している。窃盗ではなく印刷所の破壊が目的ではないか」と警戒している。

大紀元の取材に答えた印刷所所長の話によると、工場入り口に設けられた鉄の門の一部が曲げられ、破壊されていることに24日午前1時ごろ気付いた。金属製の物質で叩かれたような跡が残っていた。後に防犯カメラを所長が確認すると23日午前8時ごろ、黒い服を着用し、マスクを付けた3人の男が、印刷所の扉をこじ開けようとしているのが映っていたという。所長は、組織化された団体による行動と推測している。

印刷所はビルの13階に入所。昨年10月末には、扉のカギにドリルで傷つけた跡が残っていた。同年12月31日深夜には、7人の男が、印刷所が入るビルの玄関ドアのガラスを破壊した。防犯カメラの映像によると、侵入した男達はマスク、サングラス、手袋をつけるなどして変装し、エレベーターに乗り込んだ。守衛がエレベーターマイクを使用して男らと会話を試みたが返答がないため、警察に通報した。まもなく男達は走り立ち去ったという。

防犯カメラの映像を見ると、男達はビルの構造に詳しく、行動は冷静で素早い。エレベーター付近では見張り役を付けるなどして、計画性が高い。現在、警察が提出された映像を検証している。

大紀元香港の印刷所を標的とした最大の被害は2006年2月28日に起こった。玄関ロビーの扉ガラスを割り、印刷所の扉を破壊し侵入、中にあった100万香港ドル(約1100万円)ほどの印刷機器を破壊した。警察が駆けつける前に起きた、周到で素早い犯行だった。

(翻訳編集・佐渡 道世)
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