自宅監禁中の女性チベット人作家、米国から勇気賞受賞
中国当局によるチベット人への弾圧・迫害の状況を伝え続ける女性チべット人作家がこのたび、勇敢な行動を社会に示した女性に対して米国務省が贈る「国際女性勇気賞(International Women of Courage Award)」を受賞した。しかし、両会会期中のため自宅軟禁に遭っており、「賞を受け取ることが出来ない」とチベット語メディアの問いに答えている。
同賞を受賞したのは北京在住のツェリン・オーセル氏。海外メディアや自身のブログ、ツイッタ―などを通じて、中国当局による情報規制や行動抑制を強いられるチベット人の代わりに国際社会に対して現地状況や声を伝え続けている。
米国務省は、オーセル氏の受賞理由について「中国大陸内の活動家の中でも最も突出した存在。公に、中国におけるチベット人の人権状況を伝えている」とし、同氏のブログ『隠されたチベットhttp://woeser.middle-way.net/』を「中国政府の影響で情報が抑制され、外界へ自己を表現することを妨げられた数百万ものチベット人の声」を伝達するものと表現した。
関連記事
中国の謝鋒駐米大使が20日、米ハーバード大学ケネディスクールで講演中、複数の学生活動家による抗議が起こり、演説は何度も中断された。抗議者は中国共産党によるチベット、新疆ウイグル自治区、香港での高圧的な政策を非難し、非合法な臓器狩りを糾弾した。
中国共産党は西部チベットと新疆ウイグル自治区を南北に走る「G216国道」で結ぼうとしている。専門家は1950年 […]
中国共産党政権はカンゼ・チベット族自治州にある巨大仏像を取り壊した。12月以来、三体目となる。信教を断念させるために精神的苦痛を与えることが狙いとみられる。ラジオ・フリー・アジア(RFA)2月28日付が報じた。
米国務省は13日、中国共産党政権によるカンゼ・チベット族自治州にある巨大仏像の破壊行為など、チベット仏教徒に対する弾圧行為に懸念を表明した。ここ数週間で二体の仏像が取り壊されており、同政権は地元の僧侶とチベット住民に解体
中国当局は最近、カンゼ・チベット族自治州にある巨大仏像を強制的に取り壊し、地元の僧侶とチベット住民に立ち合いを強要した。米国営放送ラジオ・フリー・アジア(RFA)が4日報じた。