北朝鮮100万人の学生 軍隊志願 「聖戦のため」=国営メディア

国境近くを警備中の若い北朝鮮兵士。参考写真(MARK RALSTON/AFP/Getty Images)

【大紀元日本3月18日】北朝鮮国営メディアの朝鮮中央通信が14日、100万人余りの学生が「国を守る聖戦」のため軍隊に志願したと報じた。11日から始まった米韓年次合同軍事演習に対して、北朝鮮政府は半島での有事に構えるなどの姿勢を示している。

当局は同合同軍事演習は北朝鮮攻撃のための訓練だとして非難している。さらに、同国人民軍最高司令部が5日に発表した声明文には、「第二次朝鮮戦争は避けられない」「侵略者の巣穴を先制攻撃する」などと挑発的な文言を並べられ、南北休戦協定の白紙化を宣告した。そして、7日に国連制裁決議案が採択されてから、不可侵条約をも全面的破棄すると明言した。

こうした状況の中、韓国側は小中学校向けに「戦時緊急避難マニュアル」を配布することを発表した。これまで「一般的な」避難指導ハンドブックが配布されているが、軍事衝突を想定したマニュアルの作成は今回初めてだという。

北朝鮮は最近、「全面戦争も辞さない」など強硬的な論調を繰り返している。

 (翻訳編集・叶子)
関連記事
人気オンラインゲーム「アクシー・インフィニティ」ソフトウェアに対するハッカー攻撃で6.15億米ドル(約780億 […]
[東京 24日 ロイター] – 海上保安庁は、防衛省の情報として、24日午後に北朝鮮から発射された […]
[ジュネーブ 21日 ロイター] - 国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権状況特別報告者は21日、北朝鮮に対し、政治犯収容施設で劣悪な環境に置かれた多数の人々を解放するよう呼び掛けると同時に、国際社会に核問題とともにこの問題を取り上げるよう促した。 キンタナ氏は、2014年の国連調査で最大12万人が収容施設で拘束されていることが判明したとし、その後も施設に関する報告を受け続けていると述べた。
[東京 11日 ロイター] - 松野博一官房長官は11日の閣議後会見で、北朝鮮による一連の軍事的な行動について、日本や国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと述べた。 防衛省は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射したミサイルを米政府と連携して分析したところ、いずれも大陸間弾道ミサイル(ICBM)級だったことが分かったと発表した。当該ミサイルの最大射程での発射試験を行う前に
[ソウル 4日 ロイター] - 米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は4日、商業衛星写真を基に、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設の活動が活発化しているとの見方を示した。 核分裂性物質の生産が行われているほか、施設拡大に向けた基礎工事が進められており、近く実験用軽水炉(ELWR)の稼働が始まる可能性があるという。ただ、プルトニウム抽出のために使用済み核燃料を再処理する放射化学実験室の能力拡大に向けた