金正恩氏の甥、東欧の留学先で行方不明

【大紀元日本4月26日】故・金正日総書記の孫で金正恩氏の甥と推定される男性が、留学先の東欧ボスニア・ヘルツェゴビナで行方不明になっている。地元紙が19日に報じた。

行方が分からなくなっているのはキム・ハンソル氏(18)で、同級生らによると、数日間学校を欠席しているという。地方紙も、最近はキム氏の姿が見えないと報じた。

ハンソル氏は故・金正日総書記の長男・金正男(キム・ジョンナム)氏の息子と推定される人物で、北朝鮮の現リーダー金正恩氏の甥にあたる。中国国営メディアなどによると、キム氏は6年間マカオで勉強したのち、2011年からボスニアの南部都市モスタルに位置する国際学校ユナイテッドワールドカレッジ(UWC)に留学していた。

姿の見えないハンソル氏について、地元の日刊紙の取材に答えたUWCの校長は「キムは北朝鮮には行かない。 モスタルに住み、友人もいる。素晴らしい生徒だ」と答えた。

地元紙の記者は、姿が見えないキム氏を捜索したが行方を掴むことができなかった。一時的にキム氏はモスタルを離れたのではないかと報じている。

 (翻訳編集・佐渡 道世)
関連記事
人気オンラインゲーム「アクシー・インフィニティ」ソフトウェアに対するハッカー攻撃で6.15億米ドル(約780億 […]
[東京 24日 ロイター] – 海上保安庁は、防衛省の情報として、24日午後に北朝鮮から発射された […]
[ジュネーブ 21日 ロイター] - 国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権状況特別報告者は21日、北朝鮮に対し、政治犯収容施設で劣悪な環境に置かれた多数の人々を解放するよう呼び掛けると同時に、国際社会に核問題とともにこの問題を取り上げるよう促した。 キンタナ氏は、2014年の国連調査で最大12万人が収容施設で拘束されていることが判明したとし、その後も施設に関する報告を受け続けていると述べた。
[東京 11日 ロイター] - 松野博一官房長官は11日の閣議後会見で、北朝鮮による一連の軍事的な行動について、日本や国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと述べた。 防衛省は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射したミサイルを米政府と連携して分析したところ、いずれも大陸間弾道ミサイル(ICBM)級だったことが分かったと発表した。当該ミサイルの最大射程での発射試験を行う前に
[ソウル 4日 ロイター] - 米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は4日、商業衛星写真を基に、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設の活動が活発化しているとの見方を示した。 核分裂性物質の生産が行われているほか、施設拡大に向けた基礎工事が進められており、近く実験用軽水炉(ELWR)の稼働が始まる可能性があるという。ただ、プルトニウム抽出のために使用済み核燃料を再処理する放射化学実験室の能力拡大に向けた