中国、14歳の少年工突然死  「休日なし、1日10時間労働」

【大紀元日本6月3日】広東省東市市の電子部品加工工場に勤務していた14歳の少年は先月21日に死亡した。3カ月前から休日なしで毎日10時間以上働き詰めだったという。過労との関係は不明だが、睡眠中に息を引き取った。この事件により、これまでに度々問題となった中国の少年工問題は再び注目された。南方日報5月31日に報じた。

中国の労働法では、満16歳以下の未成年の雇用は禁じられている。少年は人材派遣会社に年齢の改ざんを指示され、同工場に勤務していたという。

記事によると、少年の実家は広東省化州市近郊にある貧しい村で、祖父を含めて一家6人の生活は苦しく、家計を助けるために少年は12歳のときから父親と一緒に農作業の手伝いや、工事現場の仕事に従事してきた。2人の日当は一日約60元(約1000円)しかなかったという。

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