暗号化版ウィキペディア、中国国内で閲覧できない状態続く

【大紀元日本6月4日】中国本土では、当局による情報検閲と封鎖によって、オンライン百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」は特定のページが閲覧できない。最近までは安全性の高いHTTPS版を使えば、これらを突破する事が可能だった。しかし5月31点xun_ネ降、このバージョンもブロックされ、現在、閲覧できない状態が続いている。

暗号化を行うHTTPS形式ならば、サーバーとパソコン間のデータのやりとりを直接行うTTP形式と異なり、内容を解析されにくいという特徴がある。

中国語ウィキペディアの封鎖されたページの多くは、六四天安門事件の情報が多く含まれている。これについて中国インターネットの情報封鎖状況を分析するサイト「GreatFire.org」は、6月4日に先駆けて、当局が事件の関連情報を封鎖し、検閲を強めたものと推測している。なお、このサイトも情報封鎖の対象になっており、中国では閲覧できない。

人気検索サイト「自由微博」では、人気検索キーワードのランキングに「64」「5月35日」「趙紫陽」など六四天安門事件に関する言葉が上位に上がっている。

この検索サイトでは、ユーザーが「64」と入力しただけで、ウィキペディアの「六四天安門事件」の冒頭が自然に表示される。中国のインターネット利用者は、当局が思っている以上に、封鎖された情報を目にする機会は多いかもしれない。

(翻訳・森 豪太 /翻訳編集・佐渡 道代)
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