米中の「新時代」 独メディア「現実的ではない」

【大紀元日本6月10日】今後数年間の米中関係の軸を決める両国首脳会談は8日、2日間の日程を終えた。北朝鮮や気候変動、サイバー攻撃問題への取り組みに連携していくことに合意するなど一定の歩み寄りを見せたが、山積する両国間の問題を解決し、新しい時代を迎えるには現実的ではないとドイツメディアは評した。

これまでの堅苦しい会談スタイルから一変し、ノーネクタイで散策しながら行われた今回の米中首脳会談は両国の新たな関係の船出を強く印象付けた。

「建設的」、かつ「前向きだった」と米政府関係者に評された今回の会談だが、スイスのチューリッヒに本拠を置くドイツ語日刊紙、ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングは7日付の記事で新しいスタイルの会見は両国の新時代の幕開けを意味するものではないと指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。