広西省、1万人の抗議事件 特権階級への不満が爆発か

交通事故がきっかけの暴動、広西省南寧市(スククリーンショット:新唐人TV)

【大紀元日本6月17日】広西省南寧市で13日夜、交通事故がきっかけで大規模な抗議事件が起こった。地元公安当局の16日の発表によると、56人の抗議者が一時、拘束されたという。

事の発端は、市内走行中のタクシー運転手がナンバープレートのない車に追突されたうえ、暴行されたことにあった。不満をもった市民1万人が集まり、事故処理に当たる警官と衝突した。市民らがビール瓶を投げ付けるなど現場は騒然となった。また、警察車両が燃やされるなどの被害が出ている。

騒動に参加したとして、一時56人が身柄拘束され、うち33人は器物損壊の容疑で逮捕された。

中国では関係者の車両だけはナンバープレートなしの走行が認められている。今回の騒動は軍関係者などの特権階級に対する日頃の不満が爆発した形となった。しかし、その後、行われた取り調べによって、車はニセ軍用車であることが分かった。

抗議衝突は14日早朝5時頃まで続き、当局が大量の警官を投入し、騒動はようやく収まった。

(翻訳編集・王知理/高遠)
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