ケシの実の粉、北京の飲食業界で調味料に 「やみつきになる味」

【大紀元日本6月25日】料理にケシの実の粉を混ぜれば、客はもう「やみつき」になる―。北京の飲食業界ではこんな説がまかり通っており、業者は秘密裏にこの高額な粉を手に入れている。北京の有力紙「京華時報」の記者はこのほど、市内の複数の大型市場で調査を行った。

同紙記者は、北京市の万源吉慶野菜市場、新発地卸売市場と大洋路市場でおとり取材を行い、ケシの実の粉が大量に闇取引されていることを突き止めた。

飲食業に20年以上携わった人は取材に対して、特にラーメン鍋料理、屋台の焼肉などによくこの粉を入れていると証言した。「旨味が増すだけでなく、お客さんをやみつきにさせることができる」という。

万源吉慶市場では、ある女性店主はポケットに隠していたケシの実の粉を取り出して、記者に売り込もうとした。「1キロ450元(約7200円)」。情報を探る記者に対して、店主は「どこの調味料屋でも売っている。『例の物はあるのか』と隠語で聞かないと店側が警戒するから相手にしてくれない」と記者に手ほどきを教えた。

その後のおとり取材で、記者のアプローチに対して、多くの業者は粉を売っていることをほのめかしたという。

(翻訳編集・叶子)
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