検閲のないラジオ放送、当局の圧力により封鎖の危機
【大紀元日本7月5日】中国当局の検閲を受けずに中国国内ニュースや人権情報を世界に発信していたラジオ放送「希望の声」は、発信源である短波ラジオ塔の取り壊し計画により受信が出来なくなる可能性が出てきた。米国に渡る以前、自宅軟禁中の盲目の人権弁護士・陳光誠氏も情報を得ていたというこのラジオ放送は、共産党の圧力により封鎖の危機にさらされている。
「希望の声」(本部:米国ワシントン)は1日、同社が放送に利用していた台湾の短波ラジオ塔施設が撤去計画に遭っているとの文章を発表した。同局社長のアレン・ゼン氏は約2カ月間、台湾の中央放送局が運営する台湾国際放送(RTI)と話し合いを続けてきたが、「中国当局が大陸向け短波放送を止めさせるため巨大な圧力を台湾に掛けている」ため、撤去計画の停止は困難になっているという。
なお、取り壊しに反対する3人の米国議会委員の声明を馬英九総統宛て手紙に託して送っていたが、希望の声に近い情報筋によると、総統は「論争のことを知らない」。3人は手紙で、無検閲のニュースを発信するのに短波ラジオは必要だと訴えていた。
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