薄熙来の息子、米国名門校に今秋入学 中国に戻る気配なし

【大紀元日本7月31日】両親の逮捕後も、息子は米国に滞在し続けるようだ。元中国高官・薄熙来容疑者の息子である薄瓜瓜氏(25)は今秋、米国の名門校コロンビア大学ロースクールに入学予定であることが明らかになった。香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストなどが伝えた。

インターネット上で確認できる公開情報によると、同校の入学者氏名に瓜瓜氏の名前が登録されていた。これに関して学校側の説明はない。

瓜瓜氏の父親である薄熙来容疑者は収賄などの罪で起訴され、近日中に裁判が開かれると中国メディアは報じている。母親の谷開来(グー・カイライ)受刑者は英国人実業家ニール・ヘイウッド氏殺害した罪で執行猶予付きの死刑判決が下っている。

両親の逮捕直後、安全のために瓜瓜氏は米国当局関係者と見られる人物とともにヘリコプターで自宅へ移動したと報じられている。当時、瓜瓜氏は「ひどく心配している」とインタ―ネット上でコメントを出したが、詳細は語っていない。

両親の資産が押収されているはずの瓜瓜氏は、最低でも年4万5000ドル(約450万円)を必要とするコロンビア大学の学費をどのように工面するのだろうか。一部の報道では母親の姉妹が出資予定と伝えている。

薄容疑者と谷受刑者の兄弟ら家族を含めた国内外資産は160億円に達すると試算されている。

ハーバード大学学生新聞によると、瓜瓜氏がこれまでに通った英国の学校や米国オックスフォード大学、ハーバード大学の学資金の出所は2ヶ所、ひとつは学校からの奨励金、2つ目は弁護士や作家、事業家として成功していた母親からの援助だという。

(翻訳編集・佐渡 道世)
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