薄煕来裁判 百度、臓器狩り検索を解禁 支持勢力をけん制か
【大紀元日本8月22日】元重慶市トップの薄煕来被告の初公判が始まる数時間前の22日早朝、中国の捜索エンジン・百度は、「薄煕来 臓器摘出」「薄煕来 生体(臓器)摘出」などの検索を解禁した。大紀元や新唐人テレビ(本部・ニューヨーク)の薄被告の臓器狩りをめぐる報道が検索結果の上位に出ている。裁判にあたり、薄被告を支持する保守派の動きをけん制する狙いがあるとみられる。
「薄煕来 生体(臓器)摘出」を検索すれば、最初に出てきたタイトルの説明文には、「消息筋の話によると、法輪功が告発した生体からの臓器狩りは『ある程度』事実である。しかしほとんど知られていないのは、薄煕来の妻の谷開来が直接、世界の臓器売買ネットワークの構築に関与し、運用にかかわっている」と表示されている。
2番目のタイトルの説明文も「薄煕来が遼寧省長を務めていた時期、遼寧省に悪名高い『生体臓器狩り』事件と『馬三家労働教養所』事件が発生した。中国遼寧、馬三家労働教養所、蘇家屯収容所がすぐに世界の注目の焦点となった」となっており、薄被告が深くかかわったとされる法輪功学習者からの臓器狩りを暴く文面が中心となっている。
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