中国当局、ネット情報検閲をさらに強化 専門家「逆効果だ」
【大紀元日本8月23日】ここ数カ月、中国当局はインターネット情報の検閲をさらに強化し、社会の暗部を暴露する人気サイトを相次ぎ閉鎖している。 米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、「インターネット世論への中国当局の不安は日々強まっている」と背景を指摘した。
5月、400万人のネットユーザーのファンを持つ著名なネット作家・慕容雪村氏の中国版ツイッター(微博)は突然閉鎖された。コミュニティ型のウェブサイトSNSでの同氏のアカウントも全部削除されている。関連当局はいかなる説明も出していない。VOAは「同氏の書き込みは政府の不安を募らせている」と評した。
ネットでの言論が当局の機嫌を損い、封殺の対象となったのは慕容雪村氏だけではない。今年はじめ、中央宣伝部による新聞検閲に抗議する人気紙「南方周末」の記者らを、中国本土で芸能活動を展開する有名な台湾人タレント伊能静は自身のツイッターで支持するコメントを出した。直後に中国国家安全部に呼び出された彼女は以来、中国メディアの封殺の対象となった。
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