バス内で無差別殺傷事件 子供3人死亡=河南省

【大紀元日本8月24日】河南省で19日、隣人3人をシャベルで重傷を負わせた24歳の男が、逃亡中、自暴自棄になり、バス内でナイフにより乗客を無差別に襲った事件が起きた。生後10か月の女の子、10歳と17歳の男の子が死亡し、乗客12人が重軽傷を負い病院に搬送された。国内メディア各社が報じた。

19日午後3時頃、河南省安陽市で、酒気を帯びた男はバスに乗り込むと、運転席へ行きハンドルを奪い取ろうとした。運転手が抵抗し、揉み合っているうちに、対向車のトラックと接触し、運転手が怪我をした。男はあきらめ、所持していたナイフを振り回し、逃げまどう乗客を次々と刺し、斬りつけた。怪我した運転手が何とかバスを止め、前後の扉を開け、乗客はやっと外に逃げ出すことが出来た。混乱の中、男もバスから降り、近くのトウモロコシ畑に逃げ込んだ。

事件後、警察は目撃証言により男の似顔絵を作成し、近隣住民に配布したうえ、懸賞金10万元(約160万円)をかけ、男に関する情報提供を呼び掛けた。20日午後、通行人の通報で、現場から17キロ離れた市場で西瓜を食べていた24歳の男の身柄が確保された。

男の供述によると、前日の18日に、隣人との口論のうちにかっとなり、シャベルで隣人3人を襲い、重傷を負わせた。逃亡中、人を殺したと思い込んだ男は、自暴自棄になり、犯行に及んだ。最初は、バスを奪い、乗客を道連れに、対向車のトラックと正面衝突しようとしたという。

男が住んでいる村の住民の話では、男は小学校の時、親族3人が殺害される一部始終を目撃してから、性格が凶暴になったという。

(翻訳編集・単馨)
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