中国石油の上級管理職、パスポート没収か=国外逃亡阻止策
【大紀元日本9月12日】8月から上層幹部の失脚が相次いだ中国最大手の石油企業・中国石油天然ガス集団(CNPC)で、上級管理職がパスポートの提出を求められたことが明らかになった。中国紙・証券日報が10日報じた。
同報道は匿名の情報筋の話として、CNPCの処長級(部長級相当)以上の上級管理職は、パスポートの提出が命じられたと伝えた。これは、汚職調査の過程で、対象人物及び関連証人が国外逃亡することを阻止するために、よく用いられる措置だ。
共産党当局が、CNPCの現職及び前任の上層幹部5人を、石油利権に絡む「重大な規律違反の疑い」で調査している。中には、今年3月までCNPCの会長を務め、国務院国有資産監督管理委員会(国資委)の蒋潔敏主任(閣僚級)がすでに解任されている。CNPCに対する一連の調査は「石油閥」のドンとされる前最高指導部メンバー周永康氏への囲い込みとも見られている。
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