元露天商の死刑執行 世論騒然 「正当防衛」の声が多数
【大紀元日本9月26日】遼寧省瀋陽市で25日、「城管」と呼ばれる都市管理員2人を殺害したとして、死刑判決を受けた元露天商、夏俊峰死刑囚(36)の死刑が執行された。夏死刑囚の犯行は複数の城管から激しい暴行を受けた後に及んだもので、世間や弁護士業界で判決直後から異論が沸き起こっていた。その最中での執行は大きな波紋を広げ、同情や当局を批判する声が高まっている。
事件の経緯
2009年5月16日、妻と瀋陽市の路上に屋台を出していた夏は、数人の城管から無許可営業と注意され、暴行を受けた。管理事務局に連行された後、さらに10数人の城管から暴行を受け、夏は所持していたナイフで2人の城管を刺殺し、1人に重傷を負わせた。同年11月、瀋陽市中級人民法院(地裁)が一審において殺人罪で死刑判決を下した。
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