「人、人、人・・・」 四川九寨溝で観光客数千人立ち往生

【大紀元日本10月3日】1日から7連休に突入した中国。各地、名所は全国からの観光客であふれかえっている。2日、北京の故宮博物館に最大入場者数8万を大幅に上回る17.5万人が訪れた。杭州の西湖は初の100万人を突破。四川省の世界遺産・九寨溝では、3日の朝9時までに4万枚の入場券が販売された。

これだけの観光客が殺到すると、トラブルもつきものだ。九寨溝で2日、下山できない観光客数千人が立ち往生し、3日早朝になっても解消されず、怒りを爆発させた観光客がチケット売り場を占拠し、武装警察が出動する事態となった。朝から混雑していたにもかかわらず、入場制限を行わなかったことが原因だという。

浙江省のある高速道路で35キロの渋滞が発生。何もすることがない運転手が近くの畑に侵入し、スイカを盗んだと報じられた。

マナーの悪さも目立っている。100万人が観光した西湖周辺では、1日に40トンのゴミが回収された。ボランティアは1.5キロの道から3時間で7000個あまりの吸殻を拾った。

中国では、休日前後の土日を振り替え出勤日にし、人為的に大型連休が作られている。今回の連休も、本来の出勤日である10月4日と7日を休日にし、埋め合わせとして9月26日(土)、27日(日)が出勤日となった。しかし、毎年全国各地で大混雑を招くほか、連休明けに8連勤になることもあるため、市民からは政府の連休設定手法に批判が出ている。

(翻訳編集・高遠)
関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明