フライト遅延多発の中国、英紙が原因分析

【大紀元日本10月4日】英紙ガーディアンの1日付報道は、多発する中国航空会社のフライト遅延原因を分析した。

主な原因は「搭乗者数の激増」とされている。中国航空産業の迅速な発展に伴い、搭乗者が急激に増加していることが挙げられた。2012年の搭乗者数は約3億人、前年比9%増で、2016年はさらに2億人増の見込だという。

軍が民間機の正常な運行に影響を及ぼしているとも指摘している。中国軍が全国の80%の飛行空域を支配しているため、民間機は残りの20%しか使用できない。それとは対照的に、欧米では軍の飛行空域は20%にとどまっている。

また、中国各航空会社の発着陸の間の時間が長すぎることも、混雑を招き、遅延の原因とされた。

その他、旅客機の出発前飛行準備は他国航空会社より時間が長くマニュアルが複雑だという。

米航空情報サイトFlightStatsが7月に発表した定刻発着の報告書によれば、北京の首都国際空港6月の定刻出発率はわずか18.3%で、世界35の国際空港のうち最下位である。全国各空港の定刻出発率の平均値も約50%しかない。

頻発する遅延により、乗客間や航空会社などとの衝突事件は後を絶たない。

(翻訳編集・楊 雪)
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