北朝鮮で服役中の韓国系米国人 母親が面会のため北朝鮮入り

【大紀元日本10月12日】北朝鮮当局に逮捕されている韓国系米国人ケネス・ペさん(韓国名ペ・ジュンホ)の母親が10日、息子と面会するためピョンヤンに到着した。ペさんは11カ月前から特別教化所(刑務所)に収監されている。

特別教化所は、一般犯罪者ではなく、反国家罪を犯した外国人犯罪者を収容する施設。

観光業に従事していたペさんは昨年11月、観光客を連れて北朝鮮に入国し後、当局に身柄を拘束された。今年4月30日、北朝鮮最高裁判所はぺさんに「国家転覆陰謀罪」で15年の労働教化刑を言い渡した。一方は、米国政府はぺさんの釈放を求めている。

今年7月、当局は服役中のペさんが囚人服姿で田んぼの除草作業をしている写真を初公開。

母親は北朝鮮に5日間滞在する予定で、11日にペさんと対面したとみられる。

家族によると、ぺさんは糖尿病の持病をもっており、健康状態は非常に悪いそうだ。

ペさんの釈放問題を議論するため、米国政府のロバート・キム特使は北朝鮮を訪問する予定だったが、北朝鮮政府は後にこの訪問の提案を白紙に戻した。当局関係者はその理由について、「米韓両国が韓国で合同軍事演習を行ったため」と説明した。

(翻訳編集・叶子)
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