北京空港の陳情者爆発物起爆事件 被告が上訴意向 引き金の暴行に法廷触れず

【大紀元日本10月17日】今年7月、北京首都国際空港で爆発が起きた事件で、北京市朝陽区人民法院(裁判所)は15日、翼中星(34)被告に懲役6年の実刑判決を言い渡した。事件は、被告がかつて治安当局者に殴打され障害を受け、長年陳情を繰り返したことで注目されていた。翼被告の弁護士は量刑が重すぎると主張し、上訴する意向を示した。

7月20日夜、被告は北京首都国際空港で自身の遭遇を記したビラを撒き、手製の爆発物を起爆させた。本人は左腕に重傷を負い、警備員の1人が軽傷を負った。

15日に言い渡された判決文は、事件の引き金となる、被告が8年前に広東省の治安当局者から暴行を受け、重度の身体障害者になったことや、8年間にわたって陳情や訴訟を繰り返したが相手にされなかったことには触れていない。

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