遺伝子組み換えイネの実験、中豪で違う結果 批判の司会者辞職

【大紀元日本10月23日】中国農業大学の教授ら61人はこのほど、遺伝子組み換えイネの産業化を許可するよう政府に要望書を提出した。その根拠として遺伝子組み換え米で90日間ブタを飼育した場合、問題はなかったという同大学で行われた実験の結果を挙げた。しかし今年6月、オーストラリアで同様な実験が5カ月間にわたり行われ、遺伝子組み換え飼料を与えられた方が胃炎の発症率は高いなどのことが分かった。真っ二つに分かれた実験結果は議論を呼んでいる。

遺伝子組み換えを研究する同大学の黄昆侖教授はブタの胃腸の消化過程がヒトのと極めて類似しているため、ブタを実験対象にしたと説明した。「飼育期間中、中毒現象や死亡などが見られず、成長発育の状況が良好だ」と問題がなかったとしている。

一方、オーストラリアの生化学者であるジュディ・カーマン氏は米獣医師2人らと共同で、米国の養豚場で調査を行った。

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