米ロッキード・マーチン社、マッハ6の超音速無人機開発 中国専門家「対抗できる策はない」

【大紀元日本11月7日】米国の航空機製造大手のロッキード・マーチン社は、超音速無人機SR-72を開発しているという。速度はマッハ6(音速6倍、時速約7350キロ)、超音速ミサイルも搭載され、2030年までに完成される予定だ。1日、米軍事情報誌アビエーション・ウィーク(Aviation Week)などが伝えた。

同機は、冷戦期を含む40年間にわたって活躍したスパイ機SR-71「ブラックバード」の後継機。新型設計のツイン・エンジン、タービン、ラムジェットを搭載する。速度はSR-71の2倍、マッハ6と発表されておりし、世界のいかなる場所にも1時間以内で到達が可能となる。

ロッキード・マーチン社のプログラム管理者ブラッド・リーランド氏は、SR-72は既成の材料を使用しており、開発費は10億米ドルまでに抑えるという。同社の先進開発計画部門「スカンクワークス」で5~6年をかけて開発され、試験飛行は2018年、軍での実戦投入は2030年頃と述べている。またリーランド氏はこの超音速機について「この先数十年に渡って、脅威に対して先手を打つ先進技術」と話している。

中国の政論紙・環球時報は、SR-72は中国の衛星兵器、不可侵領域への戦術、ステルス技術に対抗する超音速爆撃機であると報じた。中国の軍事専門家は「SF映画のような宇宙戦争のイメージに最も近い航空機」と表現し「中国は今のところ、これに対抗できる軍事能力はない」と述べた。

(翻訳編集・佐渡 道世)
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