中国軍製作映画「米国は中国転覆を狙っている」

【大紀元日本11月7日】中国軍が製作したドキュメンタリー映画『較量無声(声なき戦い)』がこのほどインターネットに流出した。米国は中国の政権転覆を謀り、5つの方面から浸透を狙っているとする内容だ。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

5つの方面は、

①政治的浸透:あらゆる手段で中国の政治路線に影響を与える。

②文化的浸透:大衆、特に若い世帯の価値観を変える。

③思想的浸透:世論戦で大衆の思想基盤を崩す。

④組織的浸透:米国の代弁者を養成し、組織内に「時限爆弾」を埋め込む。

⑤政治的干渉と社会的浸透:反政権勢力を後援し、転覆基盤を拡大させる。

92分におよぶこの映画は、中国国防大学、総政治部保衛部、総参謀部三部、中国社会科学院、中国現代関係研究所が合同で製作したもの。今年6月に完成し、10月にネットに流出したが、のちに削除されている。

米国訪問中の中国政治学者・姚監復氏はRFAの取材に対し、このような反米映画が製作されていることに「驚かない」とコメントした。中国には他にも同様な著作があり「今回の映画よりも過激」。それらの著作には、中国軍事委員会の副主席や元核工業部部長が序文や評論を寄せているという。

中国の対米戦略は「2つの準備をしている」と姚氏は言う。1つは話し合うことで、もう1つは実戦に備え、実戦になっても勝てるようにすること。この方針は「毛沢東時代から変わっていない」という。

(翻訳・単馨、編集・張凛音)
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