防空圏、習主席4カ月前決断 「宮古海峡が狙い」=香港誌

【大紀元日本12月2日】香港誌・亜洲週刊の最新号は中央軍事委員会に近い消息筋の話として、東シナ海の防空識別圏の設定は4カ月前に習近平国家主席(中央軍事委主席)が決断し、中国の艦艇が外洋に出る際に通過する宮古海峡をにらんだものであると伝えた。

同報道によると、防空圏の設定は以前から人民解放軍が提案していたが、昨秋の党大会まで、共産党指導部は取り上げなかった。党大会後、新指導部は議論を重ね、4カ月前に習主席が設定の決断を下したという。東シナ海をめぐる日中関係について習主席が「資源争いから戦略的争いに変化した」との見解を示したと同報道は伝えている。

この消息筋はさらに、防空圏の設定は、尖閣諸島(中国名、釣魚島)や東シナ海中間線の資源のみならず、中国の狙いは、艦艇が外洋に出る際に通過する宮古海峡に拡大していると指摘した。「中国防空圏は宮古海峡の近くにまで及んでおり、これは中日対抗の焦点が宮古島海域に移ったことを意味する」と分析した。

(翻訳編集・張凛音)
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