韓国メディア、「張成沢氏はすでに処刑されていた」

【大紀元日本12月10日】ロシア国営ラジオ放送・ロシアの声は9日、韓国ソウルにある自由朝鮮放送(RFC)の報道として、失脚を伝えられた北朝鮮の張成沢(チャンソンテク)・国防委員会副委員長(67)は既に5日に処刑されていたと伝えた。

RFCがピョンヤンの高官から入手した情報によると、張氏の側近6人も同時に処刑されたという。

朝鮮中央テレビは9日午後、8日に開催された朝鮮労働党中央委員会政治局拡大会議を伝えるニュースの中で、解任された張成沢が会場から連行される写真を放映した。同情報筋は、映像は以前撮影されたものと話した。

張氏は金正恩第1書記の叔父で、後見役を務めてきた。金正日総書記の長男で金書記の異母兄に当たる金正男氏の世話をしていた時期もあり、正男氏とも親しい関係にあるとされる。中国は以前、張氏を通じ、正恩氏の兄、(マカオ滞在中という)正男氏の擁立を試みたともいわれ、金書記は張氏を警戒していたという。

(翻訳編集・高遠)
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