「中国トラ保護国際基金」に詐欺疑惑 離婚裁判で発覚
【大紀元日本12月19日】絶滅が危惧されている中国の野生トラ(華南虎)を保護する国際基金に詐欺疑惑が浮かび上がった。創設者である大手ファッションブランド元役員の中国人女性とその夫との離婚裁判のなかで明らかになった。基金への寄付金は夫婦の個人的な投資信託や高価な家具、ワインなどになっていたという。17日、ブルームバーグなどが伝えた。
大手ファッションブランドであるグッチ、ベネトン、フィラの元役員を務めた全莉氏と、夫でドイツ銀行(DBK)元役員スチュアート・ブレイ氏は現在、資産5000万ポンド(約52億)をめぐり英国ロンドンで離婚手続きの裁判を進めている。
17日午前(現地時間)に開かれた審理の中で全氏は、ブレイ氏は個人資産の隠蔽にトラ保護国際基金の活動資金を利用したと供述した。ブレイ氏は法廷外で現地メディアに対して「妻の証言は嘘」と話しており、ブレイ氏の弁護士はコメントを拒否している。
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