習主席の2つの赤電話 最高等級の「軍委一号機」も

【大紀元日本1月14日】中国の習近平国家主席が昨年末、執務室から新年祝辞を述べた様子がテレビで放送されてから、習氏の机の上にあった2つの真っ赤な電話機が話題となった。南方人物週刊などの国内メディアは13日、この2つの電話機について解説した。

画面でそっくりに見える2つの赤い電話機は、異なる使い道を持っている。一つは「軍用機密電話機」。普通の電話機の数字ボタンに加え、「暗号化しない」ボタンと、「暗号化する」ボタンが付いているという。ダイヤルしたあとに、2つのボタンから通信方式を選んで初めて通話が可能となる。また通話の途中でも、非暗号化から暗号化に切り替えることができる。「理論上、習主席はこの電話機から軍のすべての部門に直接電話することできる」という。

もう1つの電話機は「最高等級」の「軍委一号機」と呼ばれるもの。この電話機には数字のボタンがなく、暗号化に関するボタンもない。オペレーターに相手の名前を伝えるだけで、つながれる仕組みになっている。機体内部に盗聴防止の装置があり、さらに電子回路の部品が交換されるか、破壊されれば、自動的に警察に通報されるという。この電話機の通話データはすべて暗号化される。

軍委一号機を使用する人は「外部推測よりはるかに多い」。国家主席と首相以外に、中央政治局常務委員、省・直轄市・自治区の党委常務委員、中央各部の副部長以上の高官、省・直轄市・自治区の司令官・政治委員以上の軍部高官、大手国営企業のトップの机にもこの赤い電話機が設置されているという。

(翻訳編集・張凛音)
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