中国企業、年500匹クローン豚生産 日本では新出生前診断を展開

(Guang Niu/Getty Images)

【大紀元日本1月15日】英BBC放送はこのほど、広東省深せん市にあるクローン豚の生産基地を取材し、中国はすでにクローン動物の生産を産業化していると報じた。

14日付のこの報道によると、同市にある華大遺伝子科技BGI Tech)が管理するクローン豚の飼育場は世界最大のクローン豚センターになっている。毎年、500匹のクローン豚がここで作製され、多くのクローン豚は、クローン豚から作出されている。

華大遺伝子科技は世界最大のゲノム(遺伝情報)センター、華大遺伝子(BGI)の子会社。ゲノム研究は「人類の食料から医療までの問題に広範的な意義をもつため、より低コストで効率のよい研究方法を見出したい」と責任者は意気込んだ。

ゲノム解析装置(次世代シーケンサー)について、ヨーロッパ最大の解析センター・イギリスのサンガー研究所は30台保有しているのに対し、BGI社は156台保有と圧倒的な規模。同社はまた、同装置を製造する米ライフテクノロジーズ社とも業務提携の関係を結んでいる。

イギリスではヒトゲノム1万人解読計画が掲げられているが、BGI社はミリオンゲノム(ヒト100万人、動植物100万種、100万環境微生物メタゲノム) 構想を発表し、世間を驚かせた。

同社は2011年に日本にも進出し、昨年末、妊婦の血液から染色体異常を調べる新型出生前診断を日本国内で始めたことが話題になった。認定施設以外での同社の診断は日本医学会指針違反の疑いがあるとされている。

(翻訳編集・張凛音)
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